今回は日本最大級の温泉街の別府にある秘湯に関してご紹介したいと思う。
その秘湯は日本一の湧出量を誇る別府八湯のひとつ「明礬温泉」にある。明礬温泉は鶴見山麓にある標高の高いエリアに位置する。
へびん湯は別府駅から車で30分と徒歩で5分ほどと秘湯としてはアクセスが容易であり、効能高い泉質と相まって人気で、訪れる人も多い。
近くに別府三大秘湯に含まれている鍋山の湯や鶴の湯もあるので、秘湯・野湯で数泉をしたい人にはもってこいである。
もとより別府が温泉天国なので、いつでも入浴できるのだが、、、
明礬温泉まで車で行くのだが、その手前で山に通ずる道へと左折する。google mapだと国道500号で明礬温泉「湯屋えびす」の手前の道である。
そこから山道で車を走らせるのだが、途中からコンクリート舗装されず、砂利道になる。オフロードが秘湯への期待を高まらせる。
以下のようにかなり山をのぼっていることがわかる。別府の町を一望でき、絶景ポイントであった。
夜景も綺麗だそうで、有名なスポットらしい。納得できる眺望、、、
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こんな山道を10分走らせたくらいだろうか。
以下の看板があり、少し開けた場所へ到着する。
以前に痛ましい事件も付近で発生したこともあり、注意看板がへびんの湯へくる道の至る所にある。
私もへびんの湯に行きたいと思い、調べる内に本事件の詳細を知ることになる。確かに秘湯・野湯がある場所は人が訪れにくい場所にあるので、時間帯や単身で行くことはなるべく避けたほうが健全であろう。
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看板の前に車をとめて、あとは川の方へ下り、歩くだけ。
川幅は狭いので、容易に渡河することができる。
すると、へびんの湯(蛇の湯)に到着する。脱衣所も設置されており、有志による管理がしっかりなされていることが伺い知れる。こんな整備された温泉にもかかわらず、無料で入れることに感謝して、入湯。
浴槽は4~5つほどあり、写真の奥側の浴槽になればなるほど、湯温が低くなり長湯向きとなっていた。
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右手に川を眺めつつ、大自然とせせらぎの音を全身で浴びる。
この上ない幸福を感じる。
訪れたのは8月下旬の夕暮れ時であったが、ヒグラシの声は聞こえど、アブはやってこない。秘湯・野湯の天敵である其奴がいないのはありがたいばかり。
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あっという間に時間が過ぎていく。
体が熱ったら、水風呂のごとく川へ体を投げ入れる。
これまた一興である。
私が帰ろうとする頃にはあたりも真っ暗となっていたのだが、その時間から訪れる方もいらっしゃった。お話を伺うと近くのキャンプ場で宿泊をしていたそうだ。
夜にランプを持ってきて、時間を気にせず、入るのもとても気持ちいいのだろう。
私には少し怖くてできないが、、、、
別府三大秘湯の一つ、べひんの湯は噂に違わない圧巻の秘湯・野湯であった。
ぜひ、別府に訪れた際には一瞥してほしい。
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