あの奥鬼怒温泉の有名秘湯の近くに、こんな野湯が!?
今回は関東随一の観光スポット日光にあるアクセス良好な野湯のご紹介!!
奥鬼怒温泉といえば、「八丁の湯」や「加仁湯」など美人の湯として名を馳せる温泉地であるが、その道中にあるカッタテの湯の存在は知られていない。
まず、車で女夫渕駐車場に車を停める。こちらの駐車場は奥鬼怒温泉に宿泊するお客さんや登山客の方も停めるので、混んでいる。なるべく早めに到着することをお勧めする。
そして、女夫渕駐車場から国立公園内へと足を進めていく。するとすぐに鉄橋を渡ることになる。
鉄橋を渡るとすぐ奥に奥鬼怒歩道と書かれた看板が見えてくる。その看板を右手に進み、階段を登っていく。
![女夫渕駐車場近くの鉄橋](https://hotspring-explorer.com/wp-content/uploads/2024/01/3BE76645-327E-47AA-AAB4-1B9D8C302872_1_105_c.jpeg)
![鉄橋すぐの看板](https://hotspring-explorer.com/wp-content/uploads/2024/01/6882B76B-56F0-4A28-AABD-F6ED499FE53C_1_105_c.jpeg)
階段を上り切ると、しっかり山道になる。今までは整備されていた道だったので、急に心許なくなる。
山道を道通りに10~15分くらい進む。ここまでの山道は、奥鬼怒温泉へと続く車道側ではなく、川沿いの道へと進むので注意が必要。
すると、吊り橋が見えてくる。
![吊り橋](http://hotspring-explorer.com/wp-content/uploads/2024/01/B4FDEF79-FEE8-427F-8507-725AB09E193B_1_105_c.jpeg)
この吊り橋もしっかりしている。関東圏の国立公園なので綺麗に整備されているのであろうか。
安心感がある。
吊り橋を渡り、左手の川沿いへと進んでいく。
左手に川を眺めつつ、右手に山を見ながら、どんどん歩を進める。
10~15分くらい経った頃であろうか。落石に注意の看板を発見。上に野生動物の頭蓋骨が乗せられている。
なんとも山深い土地であることや森林の静けさ暗さもあってなんとも奇妙な光景。
しかし、ここまで来れば、もうお目当てのカッタテの湯は近い。なんでもカッタテの湯はカッタテの滝の近くにある野湯である。
看板を後にしてすぐ、川の方へ行くと木材や鉄屑などが落ちていて、何かの人工物が壊れたような跡がある。
気がつくと、落水する音がどんどん近づいているのである。そこから、50mほど先にカッタテの滝は存在する。
カッタテの滝の写真はないのが、残念。
カッタテの滝の上へ行くと、綺麗な渓流へと繋がる。
![カッタテの滝上](http://hotspring-explorer.com/wp-content/uploads/2024/01/218A1340-57FC-4947-AC9C-23399489D7D3_1_105_c.jpeg)
この渓流を対岸へ渡河する必要がある。したがって、ウォーターシューズは必須なのである。かくいう私は忘れてしまったので、裸足にてトライした。川底の石はとても滑りやすかったため、ウォーターシューズを持ってくるのが懸命だろう。
また、雨が降ると増水して川を渡ることができないので、行く際は天気を気にして欲しい。
私も夏の日の午後に訪れたので、目指す途中でポツポツと雨が降っていて、帰り際には水の量が増えていて危険を感じたので、細心の注意を払っていただきたい。
そして、対岸へ渡ると、、、、、、
綺麗な泉質の野湯 「カッタテの湯」に到着。。。
![カッタテの湯 (奥鬼怒温泉)](http://hotspring-explorer.com/wp-content/uploads/2024/01/E3B1CE9E-15D6-4F86-809D-2B1AC35BF455_1_105_c.jpeg)
訪れた時期は8月中旬だったので、青々とした周りの木々がとても綺麗だった。また、対岸の歩道からは何にも見えない位置にあるので、人の目を気にすることない絶妙なポイントにある。
泉質としては、ほのかに硫黄が香る単純泉で、温度はかなり熱く44~45度はあった。長湯できない。。
川のせせらぎを聴きながら、独り占めできる入浴は贅沢の一言に尽きる。
運とタイミングが必要な野湯であるが、ぜひ奥鬼怒を訪れた際にはチャレンジしてみてほしい。
帰り際にもたくさんの秘湯があるのも嬉しいポイント。
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