称名滝の湯 燕温泉(新潟県)

新潟県妙高山に位置する絶景野湯 称名滝の湯

称名滝の湯は新潟県の妙高山に位置する野湯である。この野湯が位置する妙高山の麓には多くの秘湯・野湯が存在しており、マニアとしてはとても魅力的な土地だ。
称名滝の湯をはじめとして、惣滝の湯、燕温泉近くにある黄金の湯、そして大田切川にある河原の湯などが現存している。YAMAPなどで地図を見るとそれ以外にも大田切川に温泉マークがあり、まだネット上で知られていない野湯・秘湯が存在していそうだ。

今回はそんな妙高山に山中にある称名滝の湯に訪れた。2023年10月中旬のことだった。
残念なことにその時期は惣滝を訪れるための吊り橋が修繕中ということもあり、惣滝の湯と河原の湯は向かうことができなかった。

燕温泉の手前にある駐車場に車を停めた。宿泊者は燕温泉内の駐車場に停めることができるが、宿泊者以外は燕温泉から5分程度歩く駐車場に停める必要があるので注意が必要。

燕温泉街を過ぎる。そうすると以下の2枚目の写真のように目印となる柱が出てくる。それを横目にどんどん登っていく。

燕温泉からスキー場跡地のコンクリート舗装されている道を歩く。そうして10分程度で第一目標である「黄金の湯」に到着する

黄金の湯

黄金の湯に入るのは後でにする。日が暮れないうちに先を急ごう。
黄金の湯を過ぎても、まだコンクリート舗装されているので歩きやすい。
ネット通信もまだ生きていた。
コンクリート舗装された山道を1km進んだくらいであろうか、両手が草木に囲まれた登山道へ進む必要がある。
コンクリートの山道も曲がって続いていたので、登山道へ進めるように注意が必要。
登山道もある程度舗装されており、歩きやすいのだが、右手が崖、左手が山となっているので気は抜けない。ここまでくるとネットも使えなくなっていた。黄金の湯から20~30分は歩いたであろうか。
すると山小屋が見えてくる。見ると赤倉温泉の源湯であった。

轟々と音を立てながら、温泉の蒸気が上がっている。
ここまで来れば、称名滝の湯まであと一歩である。
今までと同じような坂の山道をひたすら登ってくる。坂道を40分以上登っていることもあり、足はパンパンである。
登山道の山肌には白く濁った、小さな流れが幾筋かあり、あたりに硫黄臭が漂いはじめる。さらに登ってどんどん近づくと落差約40mの光明滝、その上に落差約60mの称名滝とが、圧巻の存在である。
ついに称名滝の湯に到着。

実際の称名滝の湯は滝のもとにあるものなのだが、この時期だととても冷たく入れない。滝の脇に少し温泉が湧いている程度であった。
そのため、今回は称名滝が見える近くの秘湯に入湯させていただく。この湯船は燕温泉組合により整備されている「滝の湯なのらしい。毎回湯が張っているわけでは無いので、今回はとてもラッキーだった。

滝の湯は無料であり、絶景を眺めながら入れる。最高の一言に尽きる。
湯温は41℃くらいで適温。湯量も多く、写真の通り虫やゴミはほとんど浮いてない、とても綺麗な白濁色。野湯ではないが、最高な秘湯であることに違いはない。時期的に滝の水量もそこまで多くはなかったが、夏であれば水量もより多く大迫力なこと間違いなし。
40~50分の登山も忘れるほど癒される異次元の秘湯だった。ぜひ訪れて頂きたい。

ノン
「秘湯・野湯」を目指して旅することで見たこと・感じたことをレポートする温泉ブログ。大学時代にひょんなことから、秘湯に訪れたらどハマり。。。。まだ、探訪歴は短いので、おすすめの「秘湯・野湯」あれば教えてください!
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